TOEFを短期で学びたい人向けに記事を書いてみようと思います。
私のTOEFLの点数は決して高いとは言えませんが、短期間で100点を超えたこともあるり、通常の勉強法と言うよりは、短期でトフルを勉強したいという方向けに記事を書いてみます。
すべてのセクションをそれぞれ解説しようと思いますが、まずは、Reading編を書いてみます。
TOEFLを受けたことのない方から、点数に伸び悩んでいる方にも参考になる内容になると思うので、是非最後までお付き合いください!
リーディング問題形式の理解
当たり前ですが、TOEFLリーディングで高得点を獲得するには、問題形式の理解と、それぞれの回答のポイントを把握することが大切です。
リーディングの試験の流れ
リーディングセクションの問題は下記のようになっています。
1パッセージ(600-700単語の文章):10問の設問×3又は4セット
時間:54分〜72分
1パッセージ18分で解くと3パッセージで54分、4パッセージで72分
内容はアカデミック、教育や化学、言語や数学などジャンルの幅は非常に広くなっています。
問題形式
問題形式は、大きく以下の9つに分類されます。
- 語彙(Vocabulary)
- 代名詞置き換え(Reference)
- 文挿入(Text Insert)
- 一文要約(Sentence Simplification)
- 事実正誤(Negative Factual)
- 事実正誤(Factual)
- 推測(Inference)
- 著者の意図についての問い(Rhetorical)
- 文章要約(Summary)
詳しくは下記で解説します。
トフル・リーディング問題の解き方
ここからは、Readingパートの解き方を説明します。
パッセージ全体はスキップ
まずTOEFLのリーディングで、一番最初に気を付けたいのは、最初に文章全体に目を通さないことです。
TOEFLのリーディングセクションの一番最初の画面で、「問題文全体」が表示されます。
一番下までスクロールしないと次のぺージ(設問1)の画面に行けません。
ここで初心者さんがしがちな間違いは、パッセージ全体を読もうとすることです。
TOEFL iBTのReadingは、設問がひとつひとつ対応したパラグラフと一緒に表示されます。なので、最初に文章全体に目を通さなくてよいです。
ですから、一番最初に表示されるパッセージ全体は、タイトルを読んだ後、一番下までスクロールしてスキップします。
設問から読む
設問が表示されたら、設問を先に読んでから、対応しているパラグラフを読みます。
ステップとしては
- 設問+選択肢を読む
- パラグラフを読みながら答えを探す
- 答えが見つからない場合は、もう一度選択肢とパラグラフを見比べながら正解を見つける
TOEFL iBTのパッセージに出てくる単語や内容のレベルが非常に高いため、問題文(設問)を先に読んで、どの情報をピックアップすればよいのかを把握しておきます。
もちろん、本文を読む前に選択肢にも目を通したおいた方が良いです。
しかし、4つの選択肢すべての内容を覚えておくことは難しいため、パラグラフを読んで答えが見つからない場合は選択肢とパラグラフを照らし合わせて考える必要があります。
最初に本文を全て読んでから問題文に行くと、本文の最初の方は忘れていて、再度本文を読まなければならなくなり、パッセージ→設問→パッセージ と無駄な作業が増えてしまいます。
よっぽどの英語読解力と記憶力がない限り、問題文と選択肢から読んでくださいね!
時間配分に気を付ける
TOEFL iBTのリーディングの時間配分は、1パッセージあたり18分と言われていますが、リーディングセクション全体で54分(3パッセージの場合)~72分(4パッセージの場合)という時間制限はあるものの、18分経ったら強制的に1パッセージが解けなくなるわけではありません。
ですから、今何分使っているのかを自分で画面上のタイマーで計算する必要があります。
この時間配分は、点数に大きく影響します。
1パッセージあたり何分必要なのかを計測してみましょう。模擬問題が18分以内で解けない人は、文章を読むのに慣れることが必要です。
タイマーはカウントダウン式
TOEFLの画面上のタイマーは、数字が減っていく形です。
普段、ストップウォッチを使って数字が増える形のタイマーで時間を計算していると、本番で痛い目を見ます。
普段からカウントダウン式のタイマーを設定し、持ち時間と残りのパッセージの数であと何分使っていいのかを計算できるようにしておきましょう。
語彙問題は数秒で解く
リーディングセクションを時間に余裕を持って解くには、単語問題を一瞬で解く必要があります。
逆に言えば、一定数出題される単語問題さえ秒で解ければ、他の難しい文章問題に時間をかけられます。
しかし、単語問題は単語を知らないと解けないものがほとんどです。ニュアンスが似ているものや、いくつも意味を持つ単語など、単語の意味自体を知らないと解けません。
TOEICの場合文章の前後を読んだだけで、文法的に単語を断定できますが、TOEFLの場合、単語の微妙なニュアンスの違いを解いてきます。
ですから、覚えている単語量がものを言います。
各文章題につき18分の時間設定で、設問の全てを解き切れるようにする近道は、語彙問題を解くスピードにあるのです。
私が使用した単語帳は全て下記で紹介しています。よかったらチェックして下さい!

単語の覚え方についてはこちら!

問題形式別ポイント
TOEFLのリーディングでは様々な形の問題が出題されます。もちろん、決まった解き方などは存在しませんから、問題集を解いて慣れていくことが大切です。
とはいえ、各問題のポイントを掴みながら、コツを少し紹介できたらと思います。
語彙問題
長文中の単語が1つピックアップされ、その単語に1番近い単語を4つの選択肢から選びます。
この問題は、上記でお話ししたように、語彙力があれば一瞬で解けます。
長文を読む必要はありません。
瞬間的に分からない場合は、長文を読んでから当てはまる解答を選択肢から選ぶ必要がでてきます。それでもわからない場合は、時間を取られたくないため、1/4にかけるしかないでしょう。
やはり、語彙問題は単語帳を使って単語力をつけることが必要です。
語彙問題を瞬間的に解ければ他の問題に余裕を持って挑めるでしょう。

5W1H問題
5W1Hとは「Where,What,Why,Who,When,How」の「どこで」「なぜ」「いつ」「誰が」「何を」「どのように」が問われる一番出題数が多い問題です。
この問題に対しては、正直これといったコツが見つかりませんが、対応しているパラグラフをよく読むことが大切です。
対応しているパラグラフの文がめちゃめちゃ長いこともしばしばありますが、今期ずよく読むしかありません。
文章を素早く読むことも必要ですが、パッセージの理解度を問う問題もあります。ですから、早く読むことだけに固執せず、文章を理解しているかを確認しながら勉強する必要があります。
文挿入問題
1~2文の文章をA~Dどこに追加すれば適切かを解答する問題です。
最後から二番目に出てくる問題で、うっかりミスが目立つ問題になります。
文章の内容を理解していないと解けないので、きちんと文章を読みましょう。
ポイントは、文章内キーワードと本文のキーワードを照らしあわせることです。
文章内のキーワードが本文のどこで出てくるのかに注目します。
文章内の単語が、選択肢AやBの時点ではまだ紹介されていない場合、答えがCかDである可能性が高いということです。
文章内キーワードがA~Dの前後に無いか探し、消去法で選択肢を消していきましょう。
消去法で解くことでかなり正解率が上がるので、絶対に、消去法で解きましょう!
言い換え問題
パッセージ上のハイライトされている文章を、同じ意味の文章を選択肢から選ぶ問題です。
この問題は、似たような選択肢が多く、正解を見分けるのが難しいので、消去法で解きましょう。
間違っている選択肢のパターンは、逆のことを述べているパターンと、少し違うニュアンスのパターンの二つがあります。
逆のことを述べているパターンは、反対の意味を述べていたり、そもそも主語や対象が違ったりするため、瞬時に明らかに違うと認識できます。
しかし、少しニュアンスが違うパターンは、見分けるのが難しいです。
とはいえ、ニュアンスが違うパターンの多くは、単語力があれば解けます。
結局単語力です。
要約問題
長文の要約を6つの選択肢から3つ選ぶ問題です。
3つ全て正解で2点、2つ正解で1点獲得できます。
この問題は、文章全体を理解していないと解けません。
文章全体を読み直すのは時間がかかりますから、各段落を再度見直す場合は、段落冒頭のTopic Sentenceに注目しましょう。段落の冒頭部分のTopic Sentenceは必ずこれから始まる内容について書いてあります。
選択肢をじっくり読み取り、明らかに違うものを省いたうえで、残った選択肢の要約されている段落をTopic Sentence から探し、消去法で解きましょう。
ダミー問題について
TOEFLには採点されないダミー問題が存在します。
リーディングセクション又はリスニングセクションのどちらかに1セットだけダミーが入っている。
- リーディングが4パッセージの場合は1パッセージがダミー
- リスニングが3セットの場合は1セットがダミー
ダミーを見分ける方法などが紹介されていますが、ダミー問題もすぐ変わるので、2020年現在どれがダミーかを判断することは難しくなっています。
全ての問題を全力で解きましょう!
スコアを自己採点してみよう
スピーキングとライティングは自己採点できませんが、リーディングとリスニングは全て選択式なので自己採点ができます。
注意したいのは、TOEFLのスコアは、偏差値のように、受験生全体の試験の出来具合で変動することです。
スコア換算表
ミスとスコアの関係は以下の通りです。問題の難易度によって前後しますが大きくは大きくは変わりません。

スコア換算表から分かるように、1問ミス=1点マイナスされるイメージです。
トフル・リーディング問題の勉強の仕方
トフルのリーディングの勉強の仕方はかなりシンプルで申し訳ないのですが、
ひたすら単語帳をまわしながら、問題を解く。
これしかありません、、、
そもそも文章と単語のレベルが非常に高いため、時間内に解き終わらない人が多くいます。
まずは、文章の量に慣れ、早く読めるようになることが大切です。
スピーキングやライティングにおいては様々なコツがありますが、リーディングにはあまりコツがありません。
「単語がとにかく重要」
これくらいでしょうか。
一応私が使った教材を紹介しておきますね!

結局のところ、リーディングセクションの対策は過去問を解くのみ!ということです。